女子プロレスラーたちによる
愛と涙の群像劇
「戦う相手は人生だ!!!」
女子プロレスラー、マンモス稲子は
リングのコーナーポストから垂直落下し、
謎の自殺を遂げた。
故郷の岬で夜毎受けていた
風速10.85mの風を全身に感じながら、
死の直前、彼女は何を思ったのか?
大都会の片隅(実家のガレージ)で練習にいそしむ「メスの穴」のメンバーは
女同士の傷の舐め合い試合から
抜け出すことができるのか?
「中野区イチの大不幸女」マンモス稲子の垂直落下に転落していった人生と
彼女をめぐる女子レスラーたちの
「生きること」への復讐と再生の物語。
プロレスを描いた演劇ではなく、
演劇をプロレスで描く意欲作。
そう、戦う相手は人生だ!